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会社から間近に見える北山山系では、深刻な問題が起きています。 空中散布の中止による松枯れの増加、シカによる造林木の剥皮や食害の多発です。 これにより、松林が減少し急傾斜地の崩落や土砂災害の発生を招くことになります。 今月の4日に、弥山山地におけるシカの今年度生息推定数が報告されました。 なんと1,378頭という推定数が示されました。(前年度の約3倍の推定数) 従来、シカの生息数は、「区画法」という方法で実施されていました。 しかし、2004年以降、年間約300頭から600頭を捕獲しても、翌年の生息推定頭数がいつまでたっても管理目標に近づかず、シカの被害もあまり減らなかったようです。 それで、新しい解析方法の「ベイズ法」という精度の高い方法で実施され、1,378頭というシカの生息数が分かりました。 また、2003年のピーク時には、約2,450頭に達していたとの推定結果が示されました。 (従来方法では、571頭) 人との共存に適当とする管理目標の頭数は、180頭ということなので早急に県や市で対策をしてもらいたいと思います。 身近にもまだまだ沢山の問題がありますが、安心、安全で住みやすい生活が送れる世の中になってほしいと願うばかりです。 |
記事一覧 | 2011年02月
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