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戦争の話 | ブログ | 出雲市で注文住宅・古民家再生を行う工務店|小林建設

スタッフブログ

先日、冬休みの宿題で「戦争」についてお話を聞かせて欲しいと中2の子。

私の父は、私が生後1ヶ月の1月31日に召集令状が来て、2月3日に出征しました。

雪の降る日に生まれたばかりの私と母を残して戦争に行きました。

たとえ国のためとはいえ、本当につらかったと思う。

そして、母も乳飲み児の私と二人だけの生活に、計り知れない程の不安と寂しくつらい思いをしたことだろうと思った。

一番つらかったことは何でしたかという質問に、

軍の秘密でどこにいるのかを知らせなかったこと。

全て配給制度で、幼な子と2人では分け前も少なく、下宿屋をしたり赤ん坊の私をおんぶしてよその家の手伝いに行ったりして、女手一つで私を育てた4年間だったという。

その時の母の苦労(国全体)の話をしたら、その子も涙を流して聞いてくれました。

私も話をしているうち、その時の母の心情を思うと涙が止まらなくなりました。

国全体がつらい悲しい思いはもうたくさん。

今の平和があるのは、多くの犠牲の上にあることを忘れてはいけないと思います。

母の体験を話した時、一生懸命真剣に話を聞いてくれた中学生がいることが私には救われる思いでした。
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