大地震・原発がもたらすもの | ブログ | 出雲市で注文住宅・古民家再生を行う工務店｜小林建設

今回の東北地方太平洋沖地震により、世界の常識が一変しそうな状況となってきているのではないでしょうか。

まず、第一にあげられるのが、地震により誘発される災害の多さと甚大さです。

地震による直接の建物等の倒壊そのものよりも、倒壊に伴う火災の発生、救出への道となる道路上の障害物、また、道路の変形・・・・。

この事は、阪神大震災においてその脅威を映像を通して思い知らされているのですが、何と言っても今度の地震により大災害をもたらしたのは「巨大津波」でしょう。

この大津波は、この地形を通してさらに勢いを加速させ、防波堤、建物、立木、車、人、動物・・・・を木の葉のように押し流して行ったのです。

海岸沿いには、製油所があり破壊された部分から漏れた油を燃料とした火災発生、こうなると人間の力では、押えきる事が出来ないでしょう。

この大災害にさらに襲いかかって来たのが「福島第一原発」の地震津波をきっかけに発生した事故。

そこで第二にあげられるのが、原発の安全性です。

そもそも当初からの東京電力の記者会見時における緊張性というか真摯な姿勢が伝わって来ないのです。

まるで他人事のような感じに思えてなりません。

建屋内に水が充満するのも放水をすればプール内の水かさが増し溢れ出るでしょうし、プール内の水は、放射性物質を含んでいるのだから「手当がさらなる危険を呼ぶ」のは当然のことかと思えるのです。

また、作業員もなぜくるぶしまでの靴を履いて作業をしていたのでしょうか？

先日のラジオで内橋克人さんが言っておられた内容が、頭をよぎります。

「島根原発に関する住民への説明会」における原発側専門家の住民から出る質問に対する返答・対応について述べておられました。