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数日前から新聞、テレビ等で取り上げられ話題となっていた日本相撲協会の理事選ですが、思いもよらず大方の予想を裏切って、貴乃花親方が当選するという番狂わせの結果となりました。 伝統というか風習というか固定された既存の枠内から動くことが出来ない一門の親方衆達の中にあって、貴乃花親方に同調した6人の親方と結束して離脱し、一門からは破門される形となりました。 このことは、時期が時期だけに賛同するファンは多いと思います。 何事も一気にはといかないまでも、改革を望む意見が多いという事が伺えます。 いくら横綱が強いといっても、我がままな行動が許されていてはならないし、所属する部屋の親方や理事長たる上位の職にある人が、強い発言や思う事が自由に言えないようでは、伝統も何もあったものではないと思います。 ここ数年の間に、行き過ぎた自由による弊害が数多く表面化し、何か手をうたなければならなくなって来ています。 読売巨人軍9連覇の黄金時代を築いた名監督川上哲治氏は、あの鳴り物入りで入団したスーパースター長嶋に対して一番叱咤した事は有名です。 これは、選手皆の結束を図ることにあったとの事です。 理事長をはじめ相撲関係者が、本当の意味で伝統を守り、発展させる気があるならば、学んでいっていただきたいと思います。 それは勇気のいる事であるけれど・・・・・。 |
記事一覧 | 2010年02月
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